栗田家

今日は久しぶりにアポ薄く、色々できてます、ラポール歯科クリニック、栗田です。

僕の両親は今だ健在でとても元気である。

母は、朝早くから老人介護施設で働いている、休みの日はガールスカウトのリーダー

でもある、僕が歯科医を目指したもの母の影響がある。小さい頃、虫歯の治療中は

母が唾液をズズーと吸っていた、歯科医院で助手をしていたからだ。

父親は典型的なサラリーマンで、島津製作所と言う精密機械の会社に勤めていた。

そんな家庭に育ち、高校まで公立に行き、一浪後、私立の歯科大学に入学した。

医学系の家系でもなかった僕にとって大学からは、未知の世界の連続だった。

ましてや、理系とは言え数学を選択教科にしていなかった僕には、受験校も

限られ厳しい戦いとなった。

大学入学後も理科は生物だけ選択していた為、化学、物理の講義は、さっぱり

わからなかった。

大学に入ってから、高校の参考書を買った事をはっきり記憶している。

大学1、2年は基礎教養といって高校の延長線の授業だと、医学部志望だった

友達は全く勉強している雰囲気はなかったが、僕には難関だった。

6年間の学生生活で僕は一番勉強したかもしれない。(笑い)

次第に学年が上がるにつれ、手先の器用さが試される授業や、専門的な講義

になり、ハンディーはなくなった。

医、歯、薬系はとにかく厳しくて留年する。家庭的に絶対、できなかった。

歯科医になり、一生勤務医しかないな~と思っていましたが、なんとか開業

もする事もできました。

ひとえに、陰ながら支えてくれた方々には、感謝の言葉しか浮かばない。

今があるのも、周りの人々のおかげ、自分の力は微々たるものだ。

感謝、また感謝である。

患者さんと僕らの考えのギャップ

昨日よりさむいですかな?ラポール歯科クリニック、栗田です。

二月に入り、少しアポイントが落ち着いてきました。

先日読んだ、雑誌の中で印象に残った言葉があります。現役の医療関係者の

言葉で、”患者は医療に対して完璧を求めてくるが、医療とは常に反省と改善

が繰り返される不完全なものだ。”

”そんな医療の本質は一般には理解されにくい。医療行為の結果が悪ければ、

業務上過失致死傷事件として立件されたり、すぐに民事訴訟を起こされる時代

となっている。”

確かに僕も同感だ、単純なミスは許されないが、医療上正しい事をしても

医療は100%ではない。

北海道の上山先生(旭川赤十字病院)の出ていた番組で先生が、患者さん

に、”先生が頑張ってやってくれてもしだめなら仕方ないし納得する。”と言われていた。

ここまで言ってもらえる存在にならなくては、と心を新たにした記憶が蘇った。

上山先生の技術は勿論のこと、コミニケーションスキル、豊かな人間性の

賜なのだろうと、医療と言う仕事は難しく奥が深いものである。

さらに上山先生は、弁護士に今のままでは訴訟になると忠告される、しかし、

それでもスタイルを変えようとはしない、上手くいかなかったのは、医者の

責任だと。その時は医者をやめると、すごい覚悟を感じた。

気になった雑誌

雨量がすごいですね、ラポール歯科クリニック、栗田です。

寒いし、雨降りですと寝床からなかなか出たくないものですね。

昨日は週に一回のお休みでした、かなりの朝寝坊をし、新聞を買いに近くの

ローソンへ行くのが僕のルーティンです。

いつものルートで店内をウロウロ、雑誌コーナーに気になるタイトル発見

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内容を確認すると歯科医の事もちょぼちょぼ載るってる、そく購入。

昨日は子供と過ごす時間が多く、集中して読ませてもらえない。

今日は雨降り、キャンセルが出だしているので、読んでみる。

気になる所、熟読。

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朝から電話が沢山かかってきます。

今日は暖かいのでは?ラポール歯科、栗田でございます。

土日は、診療を希望される患者さんが多くいるため、当日電話を頂くとアポを

お取りするのが、かなり厳しくなってきます。

現時点で、予約の枠はありません。なるべく急を要する方以外は、なるべく

余裕をもって連絡いただけたらありがたいです。

どの医院でも受付で治療費や、治療に関する事の質問は多くされることがあり、

受付は自分で判断できる事、医療上の判断が必要なら僕の指示が必要になります。

それを瞬時に判断する能力は、非常に大切です。

何でもかんでも先生~では、僕も仕事になりません。

その手助けになるかとインカムを導入しようか?検討中です。

そんな大きな医院ではないのですが、治療費や、その方の個人情報に関する

事は、他の患者さんには知られたくないものです。

しかし、僕はメガネを元々かけておりますし、さらに拡大鏡、もう首から上、

ゴチャゴチャです。

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受験シーズン到来

穏やかな日差しがそそいでおります、ラポール歯科、栗田です。

昨日のニュースで受験の話題がありました。私立の名門、開成中学の校門前の取材、

親御さんのインタビューからはじまり、塾の先生の応援、インタビューへと。

大学でも全入時代など、少子化の影響もあり、一人にかける教育費は増えているの

ではないか?

最近、様々な理由から歯科医になりたいと志願する学生さんが激減している。

昨年より医院のポストには、様々な歯科大学から、御子息にうちの大学どうですか?

的な資料が送られてきた。気になり読んでみると、どの大学でも定員割れだ。

その殆どが、値引きに走り、卒業するまでの費用が安くなっている。

もう卒業してしまった僕には、僕の時でもこの値段でよかったのではないか?

と、、、、、それだけ大学側も生き残りに必死なんだろう。

もちろん大学側だけでなく、厚労省の見込み違いも多分にあるだろう。

歯科医の殆どは開業する。この結果、町に歯科医院が溢れる原因にもなった。

厚労省の見込み違いで歯科医になれた僕としては、あまり大きな事は言えないが、

母校がなくなってしまったりしないか心配である。

なってみて感じたが、歯科医業はやりがいのある素晴らしい仕事だ、ただ現実的に

志願者が減っている状況を考えると歯科医と言うブランドは完全に失墜し、労働の

割に収入が少ない事が、学生さんにも理解されているのだろう。

ホワイトニング(ホームホワイトニング)

風が強いですね、ラポール歯科、栗田です。

勤務しているスタッフが皆、ホワイトニングしたいと、印象(型どり)を採り出した。

患者さんがいかに型どりが苦痛で大変か!を知るいい機会である。

こんな経験が受付対応や、治療終りの労いの言葉に反映すれば、何事も経験である。

この小さな積みかさねの連続で、スタッフは進歩するのだろう。

この先どんな環境であろうとも、相手の気持ちを考えてあげれる社会人でいて欲しい

と感じている。

もうすぐしたら、うちのスタッフみな、歯がより白くなっているのだろう。

差し歯が入っている人もいるのに、どうするのだろうか?

差し歯までは、白くならないぞー!

まあ、なんでも経験である。

モニカ襲来

寒さが続いております、ラポール歯科、栗田でございます。

先日ブログで書きましたが、スイスからモニカが来ました。スイスのバーゼル大学二年生だ。

話を聞くと歯医者になるのは間違いないらしく、今は医学部生と同じ基礎教養の講義を受けて

いるとの事。

以前よりだいぶスリムになりあどけなさが消えていた。

まだ専門的な教育は受けていないらしいが、矯正(歯並びを治す)に興味があるようだ。

モニカの母は日本人、父がスイスの方だ。日本には、祖父母がいる。

スイスの大学では、後3年で歯科医となるようだ。日本では医、歯、薬は6年かかる。

日本的な食事が良いと言い、お魚の定食が美味しい、魚新町(店の名前)に行った。

ギンダラの西京焼きが美味しい!と喜んでいた。

僕の使用するインプラントは、今や世界シェアでナンバー1のインプラントメーカーと成長した。

その本社があるのもスイスのバーゼルだ。以前は元日本代表サッカー選手、中田浩二選手も

所属した強豪チームがある。

スイスと聞くと、時計が有名だ、そこそこの時計には、スイスメイドと記されている。

日本でもそうだが、精密な製品などは、きれいな水があり、風光明媚な環境が必要なのか。

行きたい、行きたい、飛行機大嫌いだが、海外大嫌いだが、味噌汁飲みたくなるが、

モニカに歯科医になった暁には、留学のすすめを説いた。

言葉の問題もクリアーだし、何より若い時に自国以外の医療を見ておく事は、今後の

歯科医人生できっと良い経験になると思うからだ。

僕自身、そんな余裕はなかったが、もし子供が歯科医になったら絶対送り出すだろう。

モニカの未来はきっと明るいものだろう。

まだスイスには行けそうもないので、今日はグーグルマップでスイスに行ってみようと

考えている。

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心遣い

おはようございます、ラポール歯科クリニック、栗田です。

この仕事をしていると患者さんが気を遣って、頂き物を頂戴する事が多々あります。

先日も先生!飲んでくださいと、金箔入りの日本酒一升瓶を頂いた。その翌日には、

継続してメインテナンスにお通いの方から、寒中見舞いを頂いた。

ある患者さんは、歯医者さんに甘いものはご法度ですか?と女子が喜ぶ有名スイーツを

とまあ、ありがたい事にスタッフルームは、お菓子などで賑やかである。

振り返ってみると、国立の大学病院時代も僕は頂く事が多かった。しかし、国立は、国家公務員

扱いなため、担当ドクターからいつも、頂き物はお断りするよう指導された記憶がある。

治療だけなら、しっかりと診療報酬は頂いているので、そんな事しなくてもお代は頂いて

いますからと、いつも心の中では呟いている。

ではなぜ皆さん、持ってきてくれるのか?考えてみた。

慣習、礼節、その方の気持ちの表現。

どれであってもその方の想いの先に僕達の診療所が浮かんだことは間違いないと。

もちろんしっかり治療する事は当たり前、それプラス患者さんの想いの先、記憶に

残る存在であり続ける事が大切だな~と。

卒後、肉体的な変化は幾度となく感じたが、診療にかける僕の想いは全く変わらない。

変わらないよりむしろ、増強されている。

そんな事を考えながら、太ももで一升瓶をホールドし、原付バイク超スロースピードで

帰宅する僕であった。