歳をとったと感じます。ラポール歯科クリニック、栗田です。
被せ物など、保険外治療の説明には必ず質問されます。
何故か?保険治療の銀歯では、聞かれません。はたまた?どうして?
患者さんの気持ちを考えると、、、、
❶現行の保険制度内の銀歯などは、永久的には使えないと思っている?
❷費用が高ければそれだけ耐久性が飛躍的に伸びると思っている?
❸そもそも、一度治療した箇所は再度治療することになる可能性が
あることの発想が乏しい。
❹費用対効果ばかりの発想しかなく、メインテナンスの発想が乏しい。
❺金額の価値をその他の物の価値に置き換えて考えているから。
❻ご家庭の懐事情、治療に関しての価値観の違い。
などなど、様々な要素から質問するのだろう。
結論から言うと、しっかりハミガキしない方は、治療自体しない方
がいい。極論ですが!
痛みがあるなら、やらないといけませんが、歯科の治療の殆どが、
一度、治療している歯なんです!
どんないい物を詰めても、メインテナンスをしなきゃ持つわけない
ですよね?
たしかに、材料的に優れた物はエビデンスもあり、長持ちします。
ただし、条件付きなんです。
プラークコントロールがしっかりとセルフコントロール出来る方
なんです。
後は、患者さん自体に関する事が、殆どの気がしています。
再治療の可能性の認識、物の価値基準の認識、治療に関しての
価値観の認識。
ひとそれぞれです。
僕らが、入り込めない領域です。あとは、自分の判断なんです。
それを、一概に何年もつか?とは、言えないんです。
わからないもの。
五万円の詰め物やれば、10年持つと考えている人や、永久的に
持つと思っている人もいる。
歯ブラシなんです!といったら、明言さけてるように思われます。
だって、事実なんだもん。
大抵、エビデンスがある事実の耐用年数を話すと、エッそれしか!
持たないの!とビックリされます。
嘘はつけないから。
結論、私費をやれば、飛躍的に耐用年数が伸びる事は、ありません。
しかし、伸びる要素がある材料であることは、間違いない。
また、口腔内の定期検査に必ず来院し、噛み合わせを確認する。
自宅でのセルフコントロールをしっかりする。
これが、どんな詰め物、被せ物を長持ちさせる条件です。