なぜ僕らは仮歯を入れるのか⁉️きちんとした意図があるのです‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

本日も秋晴れですね‼️世の中は連休との事、僕は祝日とか関係なく働き、連勤中でございます‼️

今日は仮歯について、

奥歯ならまだしも前歯なら、削ったままお帰りいただけないですよね?見た目が、、マスクで隠してという事も無くなった。神経が残っている歯ならしみるし、最終の歯が入るまで、しみないように。

ただ仮歯はプラスチックでできているので、強度が不足しています。僕らが治療時にとったり、つけたりしないといけないので仮付けの接着剤でおつけします、そのため、どうしてもはずれやすくなります。

この他にも仮歯には、とても重要な目的があるのです。歯肉圧排と言い、被せ物との継ぎ目にある歯茎の盛り上がり(増殖)を抑え込む役割です。歯茎は力で押し付けていないとモリモリと見境なく盛り上がってくるのです。肝心な型取り時にこの増殖があると綺麗に型取りができないのです。型取りが不備ですと、もちろん出来上がった被せ物の精度もビックリするぐらい変わるのです。

この辺りのこだわりはきっと患者さんには分かり難い違いかと、、、、僕はこの過程をとても重要視しています。医院によっては歯を削り、即日に型を採るでしょうが、僕は絶対に採りません。仮歯で歯茎を整えてからになります。

何でも同じですが、この何気無いひと手間が、審美性、耐久性につながるのです。歯科医なら絶対にわかっている事なのですが、この必要な過程を飛ばす先生が多いのが実情です。

仮歯1つでもこの様に、きちんとした目的やこだわりがあるのです。どれだけ自分自身の仕事にプライドを持ち、きちんとした工程で仕事をするか?は歯科医それぞれです。患者さんにはまずわからない過程ですし、、、過程を飛ばしても、、、

これがいつも話している、歯科医には様々なレベルの先生がいる事に繋がるのです。

おかかりの先生はプライドを持ち、仕事をされていますか?参考までに、、、