桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️
今やインプラントは市民権を得た治療になりましたが、選択を注意しなくてはならない要素がたくさんあります。
インプラント治療は切開、縫合、解剖学、など一般歯科で行う治療のスキルを全て要求される治療であるという事。外科的な処置をあまり得意とされない先生がおりますが、それでは困ります、、、、
漠然と骨の中に埋め込めば大体、骨とくっつくでしょ?では困ります。今やインプラントの表面性上は昔に比べて格段に進化しているので、メーカーの治療順序に従えば知識、経験が乏しくてもくっつきます。
下顎に比べ上顎は処置の難易度は上がります。上顎の骨のタイプは比較的スカスカな事が多く、解剖学的に骨の厚みも少なく、直上には上顎洞と言う大きな空洞があるからです。
この制約がある中でいかに太くて長いインプラントを入れていけるか?が最大のポイントになるわけです。
特に前歯のインプラントは噛むことだけでなく、見た目も多いに要求される場所ですので、歯茎の処置が追加で必要となる場合が殆どです。その場合は歯周外科の知識、技術が必要となります。
同じインプラント処置でも場所によって治療費が異なるのはそのせいです。
若い歯科医ならインプラントを治療の一つとして備えておきたい気持ちはわかるが、そう簡単に習得できるものではない事、皆さんに知っていてもらいたい。
歯医者にも目に見えないランクがあることを、、、、、