桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️
僕らは専門職であるため、歯科大学を卒業しない限り歯科医になる事はできない。もちろん国家試験の受験資格も然り、、、様々な学部からでも取得可能という資格ではない、逆にいうとそれだけ潰しが効かない学部であり、そんな国家資格と言える。
そんな偏った学部ゆえに歯科医が他の仕事をしているなんてあまり聞いた事はない。跡継ぎ問題でも、歯科大に入れないとなれないし、国試に合格し資格がないと仕事ができなくなる。そんなこんなで、私立歯科大学は学生に、歯科医や医師の息子、娘が多くいる。
現在の国試の結果を見ると、僕らの時代とは差異がある。まず6年間で大学を卒業するのがかなり難しくなっている。ストレートでの卒業は入学時の6割ぐらいだろうか、、、医療系大学あるあるではあるが、文系の大学生に見る緩やかな感じではない。留年なんて比較的身近な話題となる。
実際、僕の時代にも医学部志望だったが、歯学部に来たなんて方々はわんさかいましたし、大学に入ったはいいが、やはり医学部が、、、、休学したり仮面浪人をする方も多くいました。
そんな中でも僕自身はバリバリ歯科希望、歯科医の御子息と同じであった。
今年の国試の合格率は64.6%。大学卒業できてもこれしか国試に受からないなら、なり手も今後ますます減るでしょう。この合格率は既卒、新卒を合わしての数字ですから、ストレートで6年で国試に望めばもう少し高い合格率ですが、、、、、
大学側もこの国試合格率を上げたいので、学生時代から将来国試合格が危なさそうな学生は早めに留年させたり、6年の時に卒業させないのでしょうね?怖い怖い。
僕の大学はとてつもない田舎にあるので大学入試自体の人気がない、また資格だけを取りに渋々、という方も多くいた。その割には、学生は勉強するし、国試の合格率もいつも健闘している。
立派だと思っている。
歯科医になるのは今や、容易ではない、歯科医を作りすぎた責任は何処に?