今年の診療も残り僅かとなりました、ラポール歯科クリニック栗田です。
今年を語る上で外すことのできない事象として震災がありました。特に僕自身、
その瞬間を自分の診療所ではなく、他院にいたため自分の医院の状態がわからず
とても心配になりました。
僕にとって自分の診療所は全ての根源だと考えていますので、気が気ではなかった
事を覚えております。
震災により日本全体が元気のない状態が続きました。またそれによりスタッフが退職
や、地方に退避しなくてはならない事態にもなりました。
受診抑制や、計画停電、電車のダイヤの乱れ、節電対策による勤務状態の変化など。
どれをとっても治療にプラスな事は少なかったのでは、、、、、、、
そんな中、継続してお通い頂いた患者さんには、普段よりお疲れさまでしたと言って
差し上げたい。
僕自身、福島などから一時避難されている方を何人も拝見した。
どのような話をしたらいいか?正直、わからなかった。ありきたりの言葉では失礼かと
強く思った。
様々な報道を見聞きし、今までの自分の人生、この先の未来の人生も深く考えるようにも
なった。直接ボランティアをしたわけでもありませんし、現地にも行けませんでしたが、
医療人としてできる事は、来て頂く患者さんに誠心誠意対応し、結果を出すことが、小さい
ことだが、今回の震災に対しての協力に繋がるのではないかと考えている。
今年は自分の人生の中でも様々な意味でターニングポイントになるのではないか。
おこがましいが、来年の初詣には世界の平和をお願いすると決めている。