今日はカルテについてです。
今やどの科においても、カルテを手書きにて記載している医療機関は少ないと思います。
当院でも全て電子カルテになっていますし、画像についても全て保存しております。
これにより会計処理が抜群に簡素化されましたし、診療報酬の算定漏れが少なくなったと思います。
しかしいくら機械化されても入力するのは人間です。忙しい時などは、多く算定する事はありませんが、
やったことなのに、算定し忘れがあります。いわゆるタダ診療です。
僕は機械化に反対ではありませんが、手書き時代のカルテはなんだか温かみがあったな~なんて
分厚いカルテはそのまま、その患者さんの歯の歴史でもあるのです。
効率ばかり追い求める事、悪くはありませんが、分厚いカルテを意味なく一枚一枚めくってみるのも
風情のあることと感じます。先人達の戦いの日々、苦悩、喜び、どんな読み物よりドラマチックです。