神経の治療❗️ラバーダム防湿って知っていますか❓知らないでしょ❓

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

なんだか?苦しそうですね?これ何だか知っていたら歯科治療の達人級。これ神経の治療時に使用するラバーダム防湿と言う方法なんです。

治療する歯だけを露出させ、外部からの唾液の侵入を遮断する、ゴムのマスクみたいなもの。知らなくて当たり前、日本での使用率は5.4%なんですもん。何軒もの歯科医院で勤務や見学しましたが、見かけたことはありません。ただ大学時代の実習では必ず使用していた記憶があります。じゃあなんで実際の患者さんで使用しないの?、、、、、、、

歯科医院として採算が合わないからです。

自由診療ならともかく、現在の診療報酬では、保険診療でラバーダムを施すことは経営的に難しいからです。

やる事が良い事なのに、使用率が低く、矛盾してますよね?

道具も手間がかかる、現在の歯の神経の治療の保険点数が圧倒的に低いからです。見合った報酬が得られるなら歯医者は皆、やりますよ❗️だってラバーダムをする事が良い事だとみんな知っていますから、、、、歯医者、全員、、、、

やりたくないではなく、できないのです。制度的に、、、経営的に、、、

歯の神経の治療を専門的、造詣が深い先生達の学会、日本歯内療法学会でのアンケートでも必ず使用する先生は25.4%です。この中には保険外で費用を頂いている先生が多くいるでしょう。。。

ちなみにアメリカでの歯科治療ラバーダム使用率は、92%です。ただ保険制度が違うので日本の治療費の10倍はかかりますよ、、、、

だから海外赴任する方などは、赴任前に日本で歯を治すのです。

何十年と歯科医側からお願いしても一向に変わりません。極論、日本での神経の治療を政府として、これぐらいでも十分でしょ!と考えているのかな?財源がないのはわかりますが、、、、、、もう少し、、、、考えてよ、、、

歯科医は全員、思っています。間違いなく。