桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️
今年は一年中、密に代表されるコロナに翻弄されました。診療自体も経営に関しても様々な影響を受けました。今年は例年と違うことが多々あり、マスクの常用が当たり前、この時期に腫れてもマスクしてるからと親知らずの難抜歯を選択される方が多数おります。
親知らずの抜歯は下顎が1番大変な治療となります。麻酔の量も虫歯の治療とは比べ多く使用しますし、術後の腫れや痛みも全くないとは絶対に言えません。その為、術者の差異が顕著に現れる治療になります。
こんな時期だから以前から指摘されていた親知らずを処置しようと、賢明な判断を下す方が、、、実家にも帰省しないし、、、、忘年会もないし、、、、
僕は外科の専門医ではありませんが、他院でもインプラントや難しい抜歯を担当しているので、親知らずを大学に依頼したことはありません。自院で処置可能です。
ただ、歯科治療全体でも親知らずの難抜歯は、患者さんの術後ダメージが大きくなる傾向の強い治療となりますので患者さんの心の準備も必要かと、、、
抜歯もインプラントも処置が早いと上手いみたいな風潮がありますが、違います。いかに患者さんの術後の腫れや痛みが少なく抜くか?がとても重要なんです。早さだけを求めたら、埋まってる親知らずの周りの骨を多く削ればいいわけですから、、、僕らには簡単なことですが患者さんにとって骨を削れば削る程、腫れや痛みが増すのです。
難しい治療になればなるほど偶発症の割合も増加します。これが医療の定めですね。
年末まで気の抜けない日々ですが、いつも通りしっかり治療して今年のケジメをつけるつもりです。