先日スイスから、郵便物が届いた、中にはハーフの女の子の履歴書が入っていた。
来年の三月より、うちの医院で歯科医療とはどういう事をやるのか?を研修したいとの事。
僕の友達のドイツ人の紹介のようだが、、あまりにも突然だったため、びっくりした。
彼女は現在スイス在住で、親御さんのどちらかが日本人である。東京に祖父母が住んでいるため
研修には支障がないとの事。将来はスイスの歯科大学に進学したいと考えているようです。
なぜ日本なの?と正直思いましたが、僕の来るものは拒まずの精神から、そくOKとメール
した。心配なのは、スイスと日本の保険の仕組みの違いである。
保険の違いは、診療材料、技術、レベル、患者意識の違いに直結するからである。
以前にもお話ししたかもしれませんが、日本の国民皆保険は世界に誇れる制度です。
アメリカでもこの問題は、オバマの生命線でもあります。
しかしこの保険に頼れば頼るほど、使える材料は制限され、使いたい技術も封印され、費用を
かけたい所までかけられないのが、日本の保険制度の現状なのです。
特に一人一人にじっくり時間をかけるのは、ほぼ無理です。また、行き届いた衛生管理なども
保険が反映されない部分で、医院の持ち出し部分です。
まずはこの部分に関して、しっかり説明していこうと考えています。
日本では、歯科医は超過剰におります。あまっています。年収の低下により成り手がへり、
歯科大学は定員割れ続出だそうです。
しかし医療に従事しようという若者がいる事、自分の一生の仕事となるかもしれない事
の為に、わざわざ日本に来ること。僕の責任は重要なのである。