午前中は暇だぞ!ラポール歯科、栗田です。
週末にチタンアレルギーの患者さんへインプラントの処置をします。
今やチタンまでもアレルギーが出てくるとは、、、、生体親和性は、、、メタルフリーの治療を
真剣に考えなくてはならない。
厚生労働省は金属アレルギーに関してどう考えているのかな?保険診療ではメタルを使用
した治療が殆どである。その保険治療で、アレルギーを惹起する事はないのかな?
先生によっては、保険医でありながらその事の重大さを感じ、メタルフリーの診療を実践している
方もいる。ただし、保険ではできないので自費扱いとなり高額になる。
殆どの患者さんは、勿論のこと保険診療を希望される。
すると、転院を余儀なくされる。患者さんは、うちでその治療は保険ではできない!と言われたと
言う。医療人として信念に基づき正しい事を行ったとしたら、保険制度は相反する制度になりかね
ない。保険では限られた治療しかできない事は事実である。
僕らは、安価でいつでも治療を受けられる国の制度は素晴らしいものであることを
もっと啓蒙普及する必要性がある。それと共に、全て保険治療でカバーできるという
錯覚もとり除いていかなければならない。
話がそれたが、ジルコニアインプラントは個人輸入した。患者さんには国内未承認で
ある事など、全て説明はしてあります。
患者さん自身から資料が提示されたからよかったが、全て保険診療希望であったら、今回
の治療はできない。提示なく保険診療していたら、治療でまた新たな疾患を作り出した事に
なる。メタルの治療で(保険診療)、不幸な患者さんを増やしていないか?
制度をたてに僕らは目をつぶるしかないのだろうか?