治療法、使用する薬剤で世代を感じる事は❓インプラント❓根管治療❓

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます⁉️

大学を卒業して26年程が経過している、歯科医の中では中堅になると思います。医療は日々進化をしているので、最新のエビデンスにクィックに対応していかないと、現状に取り残されていく。

同じ職場に複数人の先生がいると、若い先生と年配の先生の治療のやり方に違いが出る場合が多い。これはあまり良くない事。学生時代に習った事と現在の治療法が変化している事があるからである。

新しい治療道具、治療薬剤、新しい治療法など、、、、新しいエビデンス、新商品の開発など、、

大学卒業時のままバージョンアップしない先生も多数います。そんな先生の治療と若い先生の治療では治療の概念まで変化している事もあり、若い先生は老害と感じるだろう、、、、

医療の変化を敏感に感じ、専門書、本で勉強していればいいが、、、

全ての歯科医がそうとは限らない。

僕も感じる点が何点かある、インプラントと根管治療時の貼薬である。

僕らの大学時代にインプラントの授業はなかった。インプラント自体は存在したが、学問として習った記憶がない。僕は幸いにも卒後すぐにインプラントを処置する幸運に恵まれてから、1から自分で学んできた。今となっては僕の治療の根幹をなす治療法である。

同期の中でも学ぶ時期が極めて早かったですし、相当数の症例を任され経験していました。

今から思えば恵まれていた。

根管治療の薬剤も、大学時代はリキッドが主流であったが今や、粉剤の水酸化カルシウム製剤が第一選択である。

もちろん、あの頃も水酸化カルシウムはありましたが、、そこまでのものでは、、、、

大学時代に習っている、いない、は厳格にその後の臨床で差が出てしまう。有用な物であると頭では解っていても、、、

これが老害というものなのか?ジェネレーションギャップ?

以上の2点かな、、、、もう一点付け加えるとしたら、支台築造の直接法である。

今やメタルのCoreは殆ど使わない。僕らの時代はメタルばかり、、、老害。

頑固な古い知識は捨てさるべきである‼️

世の中の一般常識は何年たとうが、大きく変化する事は少ないが、医療の場合、動きが激しい世界である。

何軒もの歯科医院で治療していると、様々な経歴、年齢のドクターに出会う。学術的にも現在主流の治療、薬剤を確認する良い機会になりますし、歯科医のライバルとして刺激になる。

開業して自分の医院だけで診療していると、井の中の蛙になる恐れがある。地位もトップですし、誰も注意してくれない、偉くなっちゃうよ、大した事ないのに、、、

この事だけはいい点である。謙虚に行こう‼️

欠損補綴の優位性‼️歯を抜いた後、どの治療法で補うのが良いのか❓インプラント❓ブリッジ❓入れ歯❓

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

最近の臨床から、欠損補綴の第一選択がインプラントになりつつある世情を感じる。

その傾向、少し過剰ではないか?と危惧している。

僕は最近、ブリッジの優位性を再認識している。インプラントが歯列に一本でも入る事により、その後の処置はインプラントの一択になりませんか?

天然の歯の被せ物とインプラントの被せ物は連結できない、、、

インプラントは条件が整った場所に入れるのが予知性が高い。あえて骨が少なく、偶発症が多い部位に無理して入れる必要性あります?といつも疑問に思う。

自分の左下の1番奥の歯を失った。自分の経験を踏まえて、下の奥歯ならインプラントを激推しする。比較的、豊かな骨の厚み、幅が期待できる場所であるためだ。

上顎になると複雑で、性別や、ケースによって差異が激しく出る。前歯や前に近い場所の第一選択はブリッジである。奥歯であっても、骨を増やさないといけない場合が多く、その場合は短いインプラントに成らざるを得ない。

インプラントはできるだけ長くて太いインプラントが長持ちする。

骨造成ももちろんできるが、僕の基本的な考え方は、既存骨で勝負したい術者である。

以上のことからインプラントは欠損補綴の最終兵器、一つの治療法の選択肢に過ぎず、インプラントの加熱ぶりに警笛を鳴らしたい。

 

地域によって疾病に差異がある事⁉️保険中心❓私費中心❓ビジネスモデルが大きく変わります‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

抜歯になる理由の第一位は歯根破折です。虫歯で抜歯なんてほぼいません。歯周病も少ない地域です、僕の医院では、、、、、診療する地域、レベルによって同じ歯科治療でも診療内容がガラッと変わるものなんです。患者さんには理解し難い事ではあるが、疾病というのはそんなものである。

保存食品としてお塩を多用する食材が多い東北地域は、高血圧の患者さんが他の地域より多くなるなんてよくある事。

歯科でも同じ、小児のカリエス(虫歯)が多いなら、成人でも多い。大抵、歯周病も、、、多い。

こんな地域は、保険中心の診療スタイルになる。中央から離れるほどに、、、、

話は180度変わるが、開業したい若い先生は、開業する場所をよくリサーチするべきだ。入れ歯が苦手なのに、高齢者の人口比率が多かったり、小児を得意としていないのに、治療に抜歯が多かったり、、、、様々。地域の疾病とミスマッチしない事。色々な時間帯に歩いて街を知ること。

僕は全てリサーチしていたし、現在の当院の私費治療メインの診療体系を築きたかった。大学時代からこのビジネスモデルに揺るぎはなかった。あの時代では、少数派な考えかと、、

こんな地域は、お一人お一人にしっかり時間を取れる私費治療のスタイルになる。

20年前に思い描いていた自分のやりたい歯科診療を現在、実践できている。

全ての歯科医の中でどれ程の割合か?僕は幸せ者である。スタッフには感謝しかない

私費治療は保険治療より値が張る場合が多い、保険治療以上に患者さんの期待度は高く、責任だってより高くなる。

歯科医の中には、そんな責任を感じながら歯科治療するのはやだ!楽に保険治療だけで回したいと希望する先生も沢山、見てきた。

それぞれの働き方だから、構わないと思う。否定するつもりは全くない。

私費治療がメインになれば、プレッシャーを毎日、感じながら生きて行かなくてはならないが、

治療成果が出る時の術者の満足度は計り知れない。

この追求のために、リスク?プレッシャー?を背負いながら仕事をするわけである。

この緊張感が術者の治療技術を押し上げ、精度を上げていく糧となる。

疲れるが、、、だから保険治療がメインの診療所の様に、患者さんの数を診れないのである。

開業歯科医が集まれば、一日、何人診た?1ヶ月の保険点数は?と必ずなるものだ。

僕はそんな仲間の話に一度も参加した事がない。

そんな点数で大丈夫か?となるからだ、、、つぶれるぞ‼️となるから、、、、

自分の診療スタイルと同じ友達はいなかった。

今の時代、そのスタイルが主流になっている。

保険診療だけでは厳しい時代になった。急に方向転換した歯科医院を沢山見てきた。

すぐに結果が出るはずもない。

2年ごと診療報酬改定されます‼️今年は6月から変更となります‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます⁉️

今年は診療報酬改定の年にあたります。保険治療でできる内容や治療費が改定されるのです。これにより医療機関受付での支払い金額が変化します。微々たるものだが、、、、、

世情を反映して2年ごとに厚労省が見直しを行う。今後の保険診療の方向性を示すものであるとも言える。

日本は国民皆保険システムがあるので、医療行為の基本は保険治療となる。

国民が一様に同じレベルの治療を安価に受診できる素晴らしい制度である。一部の一般的な治療になりつつある治療法でも保険集約されてない場合は、保険外、いわゆる私費治療になる。

インプラント、矯正、ホワイトニング、骨造成、歯茎の特殊な手術、など、、

歯科の場合、良い治療法を学べば学ぶほど、保険治療の枠組みから離脱する。

治療行為を偏差値で例えると、保険治療は偏差値50である。

誰もが自分の受けたい治療は偏差値の高い治療を受けたいですよね?

メリットを感じるなら、保険外になるわけである。

その方その方で変わってくると思っている。自分がどんな治療を受けたいのか?

メリット、デメリットを考え選択したらいい。

話は少し変わるが、保険がある日本🇯🇵のメリットはこんなにもあるのです‼️

治療費が桁一つ違うのよ‼️安い‼️

桁が違うから、、、諸外国と、、、

海外に行く前は、日本で必ず歯を治してから行きなさい⁉️は常識である。

海外赴任中の当院の患者さんから、この先どうしたらいいか?メールが来たこともある。

海外で医療が必要となった場合、日本の国民皆保険システムがいかに優秀な制度であるか、わかるだろう。

ただ、いまだに正当な評価をされていない治療項目が存在するのも事実である。

時代錯誤も甚だしい。

正当な評価がされないと、その処置をだらしなく疎かに処置する輩も、、、わからなくないが、プライドだけでそうならない様にいつも僕は抗っている。

歯科大学を卒業し‼️東京に戻るまで‼️長い戦いの終わり⁉️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

大学5年生になると病院実習開始となる。出席番号前後で、お互いの口腔内で治療をしたりする。服装も先生達と同じ診療着になるため、さらに身が引き締まる想いであった。

6年生はほぼ国家試験対策の様相であった。私立歯学部は国家試験合格率を大変重要視している、これにより次年度の入試受験者数が変化するぐらい重要な数値であった。

僕の大学は全国的に知名度の低い新設校であったが、当時は国試合格率上位の大学であった。

今年の国試合格率も私立歯科大学の中頃をキープしている。

歯科関係者の知り合いがいなかった僕は、大学卒業後の進路はとても迷った記憶がある。いっときは大学に残り、後進の指導も考えたが、大学側のあまりにも田舎的で体育会系の指導方針に嫌気がさした。

はっきり言うと指導教員にはむかい、喧嘩をした。僕は絶対に悪くない。

何かあれば、すぐ医局で正座させられて、追加のレポート書け⁉️など酷くいびられた。一生忘れない、、、今だったら完全にパワハラだ。

東京の国立大学の全部床義歯の医局に進むべく、教授に推薦状を書いてもらった。

後からわかるが、私立と国立の違い、東京と田舎の違いは明白であった。

大学によりこんなにも違いがあるのか?と愕然とした。

3回の卒試を切り抜け、国試も乗り切った。

春から国立大学の研修医として有給で働く事となった。

ここから開業に向け、明確に意識が変化していく、学生時代以上ハードに働き始めるのである。

歯科医ですが、本日、自分の歯を抜きました‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

本日、具合が悪かった自分の歯を抜きました。

痛みがありますし、僕のメンタルが崩壊したので、今日はここまでです。

術前の診断通り、歯根が割れていました。

歯科医師としての抜歯基準‼️自分の歯が抜歯になりそうです‼️かなりショックです⁉️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

僕は歯科医、色々な歯ブラシの方法を知っている、皆ができない治療技術も知っています。

それなのに、、、

自分の歯を抜歯しなくてはなりません。

こんな悲しい事ってあります?

僕のレントゲンです。

左下7番です。どう診断しても抜歯です。

本音と建前といいますが、ビジネスだから診断を曲げることがあってはならないと考えている。

患者さんには自分が同じ状態であるならどうしたいか?を考え、治療の提案をしています。

自分が抜歯の当事者となる。つくづく、抜歯は逃れたいと、、、、

歯科大学生になり、大学病院で治療してもらった歯である。神経の治療をした、根充もしっかりできている。女医だった。

かれこれ30年経ち、抜歯になる。歯根破折、割れている。

歯の一生を示す、サイクル。

まさにこれ‼️

ブリッジも入れ歯もできない1番奥の歯、インプラントしかない。一択。

いったい、誰が僕の処置をしてくれるのだ?

僕が見てきた、仕事ができる先生像とは❓頭の回転が早い‼️個人的な感想です⁉️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

仕事のできる歯科医師とは、今まで大学病院、様々な地域、施設で診療してきた過去がある。同業者の中でもその軒数が上位と自負しているが、記憶に残るできるドクターの特徴は統計的に決まってくるものだ。

あくまで個人の統計であり主観だが、体型は肥満でなく標準、利き腕は右、視力は良い方が良い、出身大学に差異はない。

理由はそれぞれの項目でしっかりとあるが、今回は割愛する。

上記は遺伝的要素が多分にあるので、自分で選択できない事柄ばかりである。今の時代、こんな表記は適していないのだが、、、、親ガチャというらしい。

これからが重要な要素なのだ‼️

神経質ぐらいの性格が良いと思っている。なんとかなるさ⁉️の楽観的、場当たり的な性格の方は医療職には向いていないと思っている。友達、恋人やご主人なら、神経質だと嫌ですけどね、、、

医療には、できる全てを施し、後は天命を待つ要素がある仕事である。仕事のできる先生は処置前の準備に余念がない、予習、復讐の時間が半端なく長い特徴がある。

神経質に反復を繰り返すから、、、、あの日はたまたまだとの結論なし。

きっと処置中の起こり得る全ての可能性をイメージしているのだろう。

これが凡人ドクターとの違いである。万が一の時、処置スタートが他者と違い早いのである。

この回路の繋がりの差‼️と、いつも感じる。

結論、頭の回転の速さである。僕らはエビデンスに則り全ての処置を行なっているが、その処置レベルを常に上げる努力をし、万が一に備え、次の処置のイメージをしているか?だけである。

僕は毎日、この事をイメージして臨床に臨んでいる。

社会に出て仕事ができると評価されるは、頭の回転が早い方である。