今日も暑いです、体調はいかかですか?ラポール歯科、栗田です。
先日、他医院の勤務で患者さんと色々あったことをふまえ、お話しします。
その患者さんは保険外の診療を多くしている患者さんでありました。今は退職した分院長が
担当していました。被せ物をし、短期間で白い部分が一部チップしてきたそうです。
以前より、スタッフや勤務医から診療を受ける態度がよろしくない事はカルテや話で聞いておりました
今回は僕が担当する事になり、約束時間になり診療室に入るなり、”早くやれ!”との事。
患者さんとの信頼関係(ラポールの形成)は崩壊しているか、形成を試みても無理と
判断しました。
今の時代、この方の様な権利意識を過剰にもっている方がとても増えていると感じます。
教育現場での、モンスターペアレンツ、医療現場での、モンスターペイシェント。しかり。
確かに、短期間での破折はどうして?納得いかない!気持ちは理解します。
しかし、僕らは物売りでない、生体という常に変化しているものに対して治療を施している
訳です。ゆえに不幸にもこのようなケースはある事なのです。
勿論、保障期間ですので、無償で再製作する事は説明していました。にもかかわらず、、、、
この態度。。。。費用を多く出しているから何でも要求していい!は間違いです。
患者減少に苦しむ歯科医院は多いと聞きます。しかし、患者の言いなりになるのは、プロ
として恥ずべきことだと思います。患者が望んでいなくても処置をした方がいいと説明する場合
もありますし、ましてや利益の為に診療判断がにぶるようではいけないと思います。
今は、医療コーディネーターやカウンセラーが費用の話や、治療の詳細を説明する医院も
あるかと思いますが、責任を背負い実際に診療にあたるのは、僕達です。
この様に義務を果たさない患者さんを診て行く事が、お互いにとってハッピーな事でしょうか?
患者と歯科医の関係性は対等です。どちらかが優位に立つと、その関係性は崩壊します。
昔の歯科医は、良くも悪くもはっきりしていた。出来るものはできる。出来ないものはできない。
極論、診療拒否も考えて仕事にあたらなくてはならない時代なのかもしれない。